フジテレビ月曜夜10時の連続ドラマ「罠の戦争」は、主演草薙剛の戦争シリーズの三作目です。
息子が瀕死の重傷となったのは事故か?事件か?隠蔽しようとする国会議員と復讐を誓う議員秘書の父が、壮絶な罠を仕掛け戦いを挑む衝撃作です。
この記事では「罠の戦争」の犯人は誰?息子を事故に巻き込んだ黒幕を徹底的に検証して予想しています!
「罠の戦争」の犯人は誰?予想してみた
鷲津亨の息子 泰生を歩道橋で突き飛ばした犯人はいったい誰なのか?
犯人は厚生労働大臣鴨井ゆう子の息子・鴨井文哉(味方良介)だと予想しています。
第1話から続く謎です。警察からは、事故と事件の両面から捜査すると告げられた鷲津亨でした。しかし、事故は有りえないとの思いから亨は犯人が誰なのか追って行きます。
犬養議員から事故にしてくれと土下座までして頼まれた亨ですが、どうにも我慢ならず復讐を誓うのでした。蛍腹理恵にパワハラとセクハラを繰り返す虻川政策秘書を罠にかけ週刊誌記者の熊谷に記事を書かせ犬養議員が謝罪会見するように仕向けます。
第2話そして第3話で政策秘書の虻川を罠にかけ犬飼議員からクビを宣告させて追放し、犬飼議員を罠にかけ病気に陥れ政界から引退に追い込みました。
旧知の中である二世議員 廣野聡史からは、犬飼議員の後釜として選挙に出馬するよう諭されます。選挙に出るには、選挙資金が足りないことから後援会長の鰐淵に近づきます。
亨は昔気質で頑固な鰐淵から援助を取り付けることは、出来ませんでした。しかし、アルツハイマーを患う鰐淵の母を助けたことから、鰐淵の後援会からの援助を受けられるようになりようやく選挙にも出馬出来るようになります。犯人は鰐淵の後援会にいるのでは?と考えていた亨でしたが、どうやら後援会関係者ではないことが分かりました。
そんな時に亨は廣野議員から犯人は、永田町の人間=議員であることが告げられます。選挙に当選し自ら議員となって政界の中に入り、息子を事故にあわせた犯人を追う決意をする亨でした。
ドラマでよく見る政治家って自身の保身の為に手段を選ばないという展開。
鴨井大臣は女性初の総理になりたくて今のポジションに成り上がっているから意地でも地位を失いたくないのでしょう。
自分の息子の人格や愛情よりも自分の地位を守ることを選んだのは驚きですね。
演じているのは片平なぎささんなので個人的にはキャスティングが難があるのではと思いました。
たしかに眼力や表情から演技がうまいなと感じます。
だけど片平なぎささんは上品なイメージがあるので、ドラマの役とはいえ隠蔽となると無理があるかなって思いますね。
「罠の戦争」の相関図
主な登場人物は動物、昆虫、架空の生き物の名前が入っている名前が使われています。
◇犬養孝介衆議院員事務所
- 犬養 幸助(本田博太郎) ‐ 内閣府特命担当大臣(鶴巻派)
- 鷲津 亨 (草薙剛) ‐ 第一秘書 20年犬飼議員を支えています。
- 虻川 勝次(田口浩正) ‐ 政策秘書 昭和気質でハラスメントを気にしていません。
- 犬飼 俊介(玉城裕規) ‐ 政務秘書官 犬養幸助の息子 仕事をせず遊んでばかり。
- 蛍腹 理恵(小野花梨) ‐ 私設秘書 虻川勝次からパワハラ・セクハラを受けています。
- 貝沼永太(坂口涼太郎) ‐ 第二秘書
- 蛯沢眞人(えびさわ まさと)‐ 議員秘書見習い 元植物学の大学院生。
- 牛尾光司(矢柴俊博) ‐ 専属運転手
◇鷲津家
- 鷲津亨 (草薙剛) ‐犬養幸助の 第一秘書
- 鷲津可南子(井川遥)‐ 亨の妻
- 鷲津泰生 (白鳥晴都)‐亨の息子 何者かに突き落され重傷を負います。
◇民政党議員
- 鶴巻憲一 (岸部一徳) ‐民政党幹事長(鶴巻派)
- 鴨井ゆう子(片平なぎさ) ‐ 厚生労働大臣(鶴巻派)
- 廣野聡史(小澤征悦) ‐ 二世議員 鷲津亨とは友人
- 竜崎始(高橋克典) ‐ 内閣総理大臣
- 猫田正和(飯田基佑) ‐ 総理大臣政務秘書官
◇関係する人々
- 熊谷由貴(宮澤エマ)‐ 悠談社「週刊新時代」誌記者
- 蛯沢浩輝 (森田甘路) – 蛯沢の兄。なのはな運送経営していたが過労死する。
- 鰐淵益男(六平直政)‐犬飼の後援会長。鰐淵水産の社長。
「罠の戦争」の原作者は?
草薙剛主演の戦争シリーズの「銭の戦争」、「嘘の戦争」の原作は韓国ドラマでしたが、「罠の戦争」には原作がありません。テレビドラマを中心に活躍する脚本家 後藤法子のオリジナル脚本です。
「嘘の戦争」、「銭の戦争」の戦争シリーズやチームバチスタシリーズも脚本をしています。最近では、「チア☆ダン」(2018年)、「10の秘密」(2020年)など人気ドラマを手掛けました。
戦争シリーズを手掛けた脚本家なら安心して楽しめるドラマになりそうで期待できますね。
「罠の戦争」の考察
いったい誰が何のために、亨の息子 泰生を歩道橋から突き落したのか?それが、「罠の戦争」の命題です。
亨が、秘書をしていた犬飼議員を陥れるためなら第3話で犯人の目標は達成しています。しかし、犬飼議員が「俺だって誰が、依頼者か知らない」の発言から泰生の事件の首謀者は4話放送時点で不明です。
犬飼議員が失脚して利を得るのは、派閥争いで大きくなろうとしている鶴巻派の誰か?それとも亨を選挙に出させ国会議員に当選させて、新勢力を築きたい廣野議員が画策したのか?謎は深まるばかりですね。
まとめ
鷲津亨は20年も仕えた犬飼議員を罠にかけて秘書から政治家へ選挙に打って出る展開は、まったく想像を超え驚きます。
「罠の戦争」は、予想をはるかに超える展開で、最終回まで目が離せませんね。