ザリガニの鳴くところは、アメリカのフィクションミステリー小説を基に製作された映画です。
原作者は世界的にもベストセラーを出した小説家ディーリア・オーエンズ、本作の舞台でもあるノースキャロラナに在住。
日本でも各書店が推薦する翻訳小説として本屋大賞を受賞しています。
ザリガニの鳴くところの原作に感銘した歌手テイラー・スウィフトがオリジナル曲「キャロライナ」を自ら提供、また女優リース・ウィザースプーンがプロデューサーとして参加しており、タイトルからは想像もつかないストーリーで実写化されています。
この記事でわかること
- ザリガニの鳴くところの犯人は誰?
- ザリガニの鳴くところの原作について
- ザリガニの鳴くところのあらすじネタバレの考察
- ザリガニの鳴くところのロケ地
ザリガニの鳴くところの犯人は?
ザリガニの鳴くところ:
あの弁護士は、きっとこの日のために職から遠退いていたのではないかとも思ってみたり。
全ての町の悪意への報復。恐怖からの脱却、そして不安のない幸せ。
テイトへの少しの罰?
罪が消えていく瞬間。— プチキャット📚️📺️🎬️challenge (@puticat) November 22, 2022
警察は満潮に達した沼で決定的な証拠のないまま少年の遺体捜査を続けていました。殺人が行われた当時、カイヤにはアリバイがあり、警察と検察官は、カイヤが変装してバークリー コーブまで一晩往復バスに乗り、短い乗り継ぎの間にチェイスをファイヤー タワーにおびき寄せ殺害した可能性があると推測。しかし、漁師の発言だけではカイヤは無罪になります。
その後、母親が戻ることを待ち望んでいたカイヤがボートの上で横たわっているのをテイトが発見。
カイヤの遺品を整理していたテイトは、日記と貝殻のネックレスを見つけ、永久に秘密を葬ります。
ザリガニの鳴くところの原作について
2021年にアメリカ本土で最も売れた書籍として話題になったミステリー小説です。
原作では主人公カイヤの悲惨な生い立ちから殺人事件の容疑者として警察に取り調べを受けるまでの詳細が描かれており、少年が遺体となって発見された経緯が絶妙な展開に読者を虜にしています。
最後まで誰が殺人を犯したのかという真相に迫っているストーリーで、日本でも翻訳され書店が最も推薦する本として発売されています。
また、本作の原作者ディーリア・オーウェンズは動物学者でもあり、過去の小説がベストセラーになっている経歴から映画化へと繋がっています。
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ザリガニの鳴くところのあらすじネタバレから考察してみた!
ザリガニの鳴くところ、すごく良かった…。
湿地帯の自然と共に1人で生き抜いてきた女性が殺人事件の容疑者になって、その女性がどう生きてどんな経験をしてきたのか、回想を辿ってく内に感情移入して幸せになってほしいって思ってくる。結末も素晴らしくて観て良かった。— GOGOよしとも (@GOGOyossy) November 22, 2022
両親に見捨てられ、たった一人で生活していた少女カイヤは、一人の女性の大人として成長していく過程で、唯一友人だったテイトから文字や読み書きを学び、自然図鑑を出版するまで自立していきます。
しかし、19歳で結婚を約束した少年チェイスといざこざになり、大学の学業を終えたテイトが戻ってきたころ、チェイスが遺体となって発見されます。
無言で去っていたテイトとの蟠りと、沼地で起こった殺人事件からまず犯人として浮上したのは、紛れもなくカイヤでした。
ザリガニの鳴くところのロケ地まとめ
アメリカ・ノースカロライナ州の沼地にある貧しい家族を基に、田舎町という背景から、主人公は地元の店でムール貝を売り生活をしながら、周囲からは「マーシュガール」と呼ばれるようになり成長していきます。
1968年、カイヤは、一人で沼地の生物を研究し、町民からも誰もが知る存在でした。
交友関係も狭い町の中で、唯一遠出するのは自ら執筆する自然生物図鑑の出版社を訪ねることだけ。
人雑離れた田舎町で不便な貧しい生活が描かれた時代背景と、質素な沼地が舞台のロケ地となっています。
まとめ
題名「ザリガニが鳴くところ」は、実際ザリガニが鳴くことはないという想定から、母親が娘を思い言い聞かせていた「ザリガニが歌うところから離れて、できる限り遠くまで行きましょう」という言葉を思い起こさせます。
原作者自身が幼い頃に、母親から聞かされていた言葉でもあり、母親が戻ることを待ち望むどこか悲しい心境の娘の姿を感じられる映画でした。
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